「湯かご」を編んできました
9月に休みを取り、宮城県の東鳴子温泉にある旅館大沼で行われた「湯かご」編み体験へ行ってきました。
会場はお宿の中にあるラウンジ「ささらぎ」。
杉材の床、栗の木を使ったテーブル、漆喰の壁という自然の中にいるかのような素敵な空間です。ずらっと並んだかごの下地を見てテンションが上がります。
今回はクラフトバンドを使った、温泉グッズを入れられる「湯かご」作り。自然の蔓を使ったかご作りより簡単とのこと。講師はお宿のスタッフでもあるマスヤマさん。幼少期にお母さんから習ったというかごの作り方を今回は習います。
この湯かごは、旅館大沼の各部屋にも置かれています。全部で100個近くあり、全てマスヤマさんが作ったとか。すごいですね。
様々なカラーのクラフトバンド。蔓のような自然な色のほかにこんなに豊富に色が用意されています。組み合わせ方は自由自在。十人十色のかごが出来上がるのです。
私は紺色と桃色を選んでみました。ここからが長い道のり。縦糸に上下交互に横糸を通せば良いとわかってはいるけれど、こんがらがってくる脳内。
君はなぜ表に?君は裏だーー!とクラフトバンドと自分にツッコミながら、編んではほぐしてリセットスタートを最初のうちは繰り返しました。
が、これも最初のうち。徐々に慣れてきて、段々とかごに近づきます。
途中、中山平温泉そばにある「ゆきむすび」のおむすび弁当をいただき、参加者6名で楽しく談笑しながら編み編み。
疲れたら温泉に入って体をほぐし、また戻ってきて編み編み。私は途中オンライン会議に参加しました。
ひと通り編み上げたら、持ち手をつけて持ち手に好きな色を巻きます。
かごの淵のクラフトバンドも、しっかりとかごの本体に絡ませて。
出来上がり!
途中、会議で中断もあったので18時過ぎにやっとフィニッシュ!普段の仕事じゃ得られないこの達成感。私好みの世界に一つだけの湯かごができました。
ほかの参加者の方の作品も素敵。太陽をイメージしたもの、鳴子の潟沼をイメージしたものと様々。
私も満面の笑み。ゴッドハンドのますやまさんありがとう。
柿渋(ほとんど匂わない)もいただいたので、これを翌日に刷毛で塗り、1日置いたら強度が増して大人の湯かごになりました。
湯かごにお買い物した商品を入れて、旅館大沼で借りたレンタサイクルでサイクリング。最高に気持ちよかったです。
この湯かごは、陽にあたればあたる程色が変わっていくそうで、家に帰ってからも進化を続けています。ジム、温泉、銭湯、お買い物と大活躍しています。
とても楽しかったので、また企画されたら参加したいです。
気持ち良い疲れは母里の湯で癒され、心も体も大満足の旅となりました。
旅館大沼
宮城県大崎市鳴子温泉赤湯34
0229-83-3052
東北新幹線の古川駅から陸羽東線で鳴子御殿湯駅下車。徒歩5分