お花見温泉@村杉温泉 長生館
温泉から桜を眺めたい。。。そんな最高の花見温泉を夢見て新潟県・五頭温泉郷の村杉温泉 長生館へ。
桜の開花が遅れていて、前の日に様子をおききしたら「まだ蕾で、全然咲いてないんです・・・」と。まあ、それもまたよし。ということで、心静かに向かったら、なんと!ポカポカ陽気に誘われて、露天風呂の桜の木が開花どころか、1日にして奇跡の満開になっているではありませんか!
村杉温泉は、単純弱放射能泉。源泉温度25.3度のため、加温した温泉の湯船と、源泉そのままの「休み湯」があります。まずは、加温したあったかーい露天風呂に浸って、のんびりお花見。湯加減もほどよくて、見上げる桜があまりにも綺麗で、時間を忘れてしまいそう。さて、ほかほかに温まったところで「源泉ラジウム100%」の看板が魅力的な「休み湯」へ移動。左側の小さ目の岩風呂が「休み湯」です。
入った時はひゃー冷たい。ちょっと勇気がいりますが、気合を入れて肩までつかれば「あーいい気持ち」じんじんじわじわと、いい湯が染み渡ってきます。
寒くなったら、お隣のほかほか湯船へどぼん。岩に寄りかかって、お花見温泉の続きを楽しみます。
桜の気配に誘われて、村杉温泉の近くにある「新江の桜並木」へ。雪が残る山と桜の風景は特別です。ここも、前日行われた桜まつりでは、全く咲いていなかったとお聞きし、「ほんとにほんとですか?」と、信じられないうれしい気持ち。こんなに一気に花開くとは、桜の生命のエネルギーに驚くばかりです。
なんと500本のソメイヨシノが4.6kmに渡って、桜のトンネルを作る、驚きの光景!!!これは、世界中から大ブレイク間違いなし!と、思うけれど、今はまだ知る人ぞ知る地元名所だそうで、穴場過ぎるーーー。
阿賀野市保田(庵地)地区にある「安田瓦ロード」。安田瓦の工房にもおじゃましました。
村秀鬼瓦工房の村山茂さんは、100年前から神社仏閣の鬼瓦を制作する工房の4代目。これ、なんだかわかりますか?鬼瓦のあの丸い家紋の部分の型なんです。無数の型がキープされていて、全国各地にごひいきさんがいらっしゃるのがわかります。
工房の土間に手書きの図面。神社仏閣の建物やその地域の気候風土などを考えて土間に図面を書いて、ひとつひとつ手作りし、自然乾燥を繰り返して、ようやく窯で焼き上げることができるそうです。1200度もの高温で焼き上げる安田瓦は断熱性・耐水性に優れ、雪の重さにも耐えられる強度をもっています。
雪が積もる冬は屋根瓦をふくことができないので、20年前から瓦の素材で「鬼」を作り始めたら、大ブレイク。屋根瓦の上を歩く「猫」も人気です。
そして、安田ヨーグルトでお買い物したりして、楽しい春旅でした。