新緑グリーンの風景でリトリート – 温泉会議
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北の湯から南の湯から。日本全国の温泉を繋ぐ「湯戸端会議室」。温泉に浸って地元のレアな話が聞きたくなったら、この場所へお立ち寄りください。

新緑グリーンの風景でリトリート

桜田温泉 山芳園 若女将

鮮やかな新緑の季節

桜田温泉 山芳園から見える景色は、視力が良くなりそう!と期待できそうなほど、新緑が美しい季節となりました。
桜が散ってしまうと寂しい・・・なんてことはありません。
桜の可愛らしいピンク色の風景のあとは、鮮やかな緑色の風景を楽しむことができます。



田園風景を眺める事ができる客室「早苗」。
風景を眺めるだけの時間もリトリート旅の醍醐味。

「緑を見ると目(視力)によい」「目(視力)を良くしたければ遠くの緑や山を眺めるとよい」といったフレーズを昔からよく聞きますが、美しい新緑を見ると「うわぁ!本当に視力が良くなりそう!(良くなってほしい!)」と感じる方は多いのではないでしょうか。私もその一人です。

緑に癒されて蘇る


あいにく実際に視力回復には至っていませんが、緑を見ることで目の疲れを癒やしたり、心身がリフレッシュすることでストレスが軽減する健康作用の色彩効果があるように感じています。

湯上りに、お客様に緑を眺めていただけるように椅子を外向きに設置(露天風呂の出入口近く)。
この空間が好きで癒される、とご感想をくださる方が増えました。


私は中学生の頃から視力が悪く、裸眼は0.02。視力検査表で一番上にある一番大きい記(0.1の指標マーク)も見えません。
普段はコンタクトレンズか眼鏡で矯正視力を出していますが、目のトラブルは大人になればなるほど更に大変に悩まされました。
パソコンとにらめっこ時代の到来、そしてスマホ凝視時代へ突入。
画面を見る角度、時間など意識して気をつけてみても、やはり目を酷使してしまう・・・
加えて前職は「砂漠と同じくらい乾燥している」航空機内での乗務員。
「ドライアイの症状が特に酷かった」のです。

いつも、ものすごい勢いで目薬がなくなっていきました。
《毎週目薬を買わないといけないくらいのペース》だったでしょうか。
しかも、プラスアルファの成分の入ったちょっと値段がお高い目薬。
当時給料の多くは、眼科へ通う医療費や、ドラッグストアでかご一杯に買うほどのアイケア用品(目の洗浄剤など)に消えてゆきました。

それが伊豆で暮らして10年半を迎えた今、目薬を買う頻度が毎週から毎月に。そしてすっかり買った目薬の存在を忘れるほど・・・。あれ、そういえば目の洗浄剤においては購入すらしていませんね。
ドライアイがさほど気にならなくなっています。
四方八方、山々や緑が多い環境に来て、随分と私の目は癒されて、目の潤い機能が少しずつ蘇ってきたのでしょうか。

自然を眺めているだけで、自然と蘇る。
自然のチカラの凄さとありがたさを今とても実感しています。




若葉が温泉に映り、自然美術館のような、朝風呂の様子。

パソコン疲れ、スマホ疲れ、目を酷使してお疲れの方は、新緑の季節はリトリート旅に最適かと思います。
医療の進歩である薬も大変助かるアイテムですが、デジタルデトックスを意識しながら、ただただひたすら風景を眺めて自然と対話する時間を過ごす事も心身に良好な作用をもたらしてくれそうです。


吉田広美
桜田温泉 山芳園 若女将
縁があり横浜から伊豆「桜田温泉 山芳園 https://sakurada-onsen.com/」へ嫁ぐ。国際線CA時代は不規則な時差生活による皮膚炎に悩んでいたが、美肌の湯といわれる硫酸塩泉の桜田温泉に浸かり化粧品代が激減。温泉と添加物を使用しない食事で心身蘇るリトリート湯宿ステイを提案中。ソムリエとして地酒ペアリング提案も。
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