山に住む×山に住まわせてもらっている○※閲覧注意※ – 温泉会議
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『現代湯治』を複数のメンバーが語り合うように記事を執筆します。温泉でストレスを放電、心をふわりと軽く。ひとりでもふらりと行ける温泉宿の毎日をのぞいてみませんか。

山に住む×山に住まわせてもらっている○※閲覧注意※

若旦那

*ヘビと虫のお話しです。苦手な方はごめんなさい。

「虫とか、ヘビって宿の周りに出ますか?」

 温泉が湧くような山宿では、おそらく鉄板と言ってよいほど、尋ねられるご質問かと思います。そして、お尋ねいただくお客様のお気持ちもよく、分かります。何を隠そう、私も、毛虫が大の苦手。見るだけで、気が飛びそうになります。そのせいで、春後半は山菜採りに行けないほどです。毛虫に悪意がないことは分かっています・・・。ごめんなさい。毛虫。

話はそれましたが、当然、山の中です。虫は出ます、ヘビも出ます。なんなら熊も、最近は近くで目撃されるようにもなりました。

「山に住む」と、私もよく言葉にしてしまいますが、正確には「山に住まわせていただいている」という表現が正しいと思います。温泉も山からお借りしているし、宿の場所も、自然からお借りしています。私達の日常は「人間」が中心。人を相手にした会話などは、回りくどいやり取りを省くためにもそういった前提でよろしいと思います。しかし、本来はたくさんの自然、たくさんの山の生き物達の生活の中に、人間が勝手に温泉を見つけて、建物を建て、山の生き物を近くに寄せ付けないようにしたのです。

 なので、少しばかり山の仲間たちを見かけても、多めに見ていただければ幸いです。もし、宿の中に入ってきたら、教えてください。私達が責任を持って、山へお返しいたします。山を使わせてもらってありがとうございます。という感謝を添えて。

栃尾又温泉・自在館 貸切露天風呂

 また、栃尾又温泉の温泉発見の言い伝えのひとつに、川の中にヘビがたくさん蠢いていて、不思議に思って手を入れてみたらお湯であった。というものがあります。なので、今、温泉に浸かれるのは、ヘビのおかげでもあるのです。

山に住まわせていただいていると、あれやこれやと、暇はございませんが、今日も今日とて、自然に感謝して、湯を守って参ります。

館内に迷い込んでしまったヘビ。
ちゃんと、山へお帰しいたします。いつもありがとうございます。
星宗兵
若旦那
400年続く湯治宿(新潟県・栃尾又温泉 自在館)の若旦那、趣味は野球・スキー、ゴリゴリの体育会系、暇があれば山遊び。温泉が湧き続ける限りこの里山を守りたい。
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