心整う朝ごはん【東鳴子温泉 旅館大沼】
4月末に私のホームタウンならぬ「ホーム湯」の旅館大沼へ行ってきました。

丁度桜が満開。足を運んだ鳴子温泉神社の境内も桜に彩られていました。

旅館大沼でいただいたのは、離れにある母里(もり)の湯の一番風呂。新緑を眺め、鳥のさえずりを聞きながら入るお風呂は最高でした。ナトリウムー炭酸水素塩・塩化物泉、pH7.4のまろやかな中性のお湯は全身に溜まったものを全て洗い流してくれるようでした。

さらに愛してやまない天女風呂。メタケイ酸が270を超える美容液。このお湯でお肌を覆うと翌日の肌の張りが違います。私にとってはエステよりも、このお湯の方が効果抜群です。優しい木の成分たっぷりのモールの香りに包まれると、全ての憂いも溶けて流れる気がします。

お湯に浸かった後は、夕ごはん。旬の筍、山菜、丁寧に出汁を取られた煮物と幸せな気分に。


クコの実など体に良い実がたっぷり入った薬膳スープでいただく「温泉薬膳鍋」も美味しいです。
胡麻豆腐入りの茶碗蒸し、毎度焼き加減に感動する焼き物、女将手作りのお豆腐も大好きです。



たらの芽、こごみ、ふきのとう、平目の天ぷらも絶品でした。山菜はデトックス効果抜群だと言いますね。

待ってました!心整う朝ごはん
朝からまた天女風呂に浸かり、お腹をすかせて朝ごはん。
一日目はこちら。


中でも私が愛してやまないのが、こちらの納豆。この界隈の伝統的な地大豆「くるみ豆」を使った納豆でお豆はこのお宿で育てて収穫したもの。大きくふっくらしていて、一粒一粒豆の旨味を感じます。納豆は好きで色々買い集めるのですが、こちらに勝る納豆には中々出会えません。お宿に泊まるから食べられる。それが魅力です。
朝ごはんには五穀米とごまのセットを必ず付けます。


エゴマ、黒ゴマ、白ゴマ、塩釜のお塩をすり鉢に好きな量入れて、すりすり。お茶を立てているかのような朝の落ち着くひとときを楽しめます。


昆布で丁寧にだしが取られた湯豆腐も美味しいのです。
2日目の朝は、こちら。

自分で温めていただくおかずは蒸し饅頭でした。中がホックホックで、自分で蒸して蒸し立てをいただけます。楽しみにしている一品です。

朝から心を整えながら、この宿でしかいただけない朝ごはんをいただくのは旅の醍醐味です。心穏やかに朝を迎えたい時に、また足を運びたいと思う私のホームタウンならぬホーム「湯」の朝ごはんでした。
旅館大沼
宮城県大崎市鳴子温泉字赤湯34