化粧水よりも鳴子の湯!~湯けむり美肌旅~ – 温泉会議
2025年杏林大学 観光交流文化学科 観光コンテンツデザイン実習(講師・石井宏子)で学生達が「テーマのある温泉旅」を研究し、宮城県・鳴子温泉郷を1泊2日で取材しました!

美肌のための4つの泉質を巡る旅

日本有数の異なる泉質の温泉が湧出している地域として知られる鳴子温泉郷に行ってまいりました。

鳴子温泉郷は、宮城県大崎市にあり、東京から二時間半で、なんと7種類もの泉質が楽しめる、日本でも珍しい温泉地です!

そんな鳴子温泉郷は、美肌の湯でも知られているため、今回は杏林大学で学んだ、温泉で美肌になれる”美肌の4大作用”をテーマに、実際に現地を巡ってきました!

鳴子温泉駅

鳴子で完結!美容に着目した湯巡り体験

温泉の泉質には、美肌には欠かせない4つの要素が含まれます。

落とす・めぐる・補給する・調整するーー肌にうれしい4つの作用を促す泉質が、鳴子には揃っているのです!

どの温泉がどの作用に対応しているのか、実際に入ってきた感想とあわせて、ご紹介します!

【1】美肌作りの第一歩!落とす温泉

まず、美肌づくりの第一歩”落とす”こと

肌の汚れや古い角質を落としてすべすべ肌になることで、今後、より、温泉成分を吸収しやすい肌をつくります。

”落とす”ためには、ナトリウムー炭酸水素塩泉の温泉です。

そこで、美肌づくりのために、鳴子温泉郷で一番初めに訪れるべき温泉は、こちらです。

母里の湯(もりのゆ)

大沼旅館の裏山にある貸切庭園露天風呂”母里の湯”(もりのゆ)

今回私たちは、大沼旅館に宿泊したのですが、宿泊者限定で車送迎により、貸切露天風呂に入りました。

虫や鳥の声を聴きながら、自然と一体化した入浴体験ができる、素晴らしいお風呂です。夏は蚊取り線香がたいてあり、どこか懐かしいような、心安らぐ空間です。

泉質は。ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉で、やさしく、しっとりと包み込んでくれる感覚がありました。

初めは、本当に古い角質を落とせているか不安だったのですが、お風呂から上がった後の、肌のすべすべ&しっとり感、体のぽかぽか感などを、個人的に変化を感じ、とても驚きました。

旅館大沼は、2種類の源泉を入り比べることができます、貸切露天風呂の他に7つの内湯があり、館内で湯めぐりも楽しめます。

旅館大沼・貸切風呂「陽の湯」

赤湯と呼ばれる自家源泉で泉質は、ナトリウム-炭酸水素塩泉(純重曹泉)。ほんのり森の香りがする温泉で、肌をなめらかに整える美肌の湯です。

こちらは、もうひとつの源泉の温泉分析表です。

自家源泉の温泉分析表

中央下側の表に、源泉100%と書かれていることからわかるように、混ざっているものがないので、温泉力をダイレクトに感じられることも魅力のひとつです。

【2】肌代謝もサポートする!めぐる温泉

二つ目は”めぐる”

血行促進と代謝サポートによって、老廃物の排出を促し、むくみやくすみ改善を後押ししてくれます。

そのためには硫黄泉の温泉につかることがよいとされています。

なんとこの作用をもつ温泉も鳴子温泉郷にあるんです。。。

鳴子ホテル(石井先生が取材した時の写真をお借りしました。)

駅から徒歩5分ほどの好立地で、露天風呂付きの気持ちのいい温泉

鳴子ホテル

浴場に向かうとふわりと香る硫黄の香り。期待を膨らませて入ると、大きな窓から見える、夏の緑の山々に心を打たれ、絶対に今度ゆっくり来ようと決意しました。。

実は、鳴子ホテルの温泉は、炭酸水素塩泉質も含まれているので一つ目で紹介した”落とす”も同時に行うことができるんです、、、!

【3】潤いをもたらす!補給の温泉

次は三つ目の”補給”です

硫酸塩泉や塩化物泉の「潤い補給」の作用を生かし、さらなる美肌に向けて温泉を巡っていきます。

それができるのはこちらの温泉です。

しんとろの湯(しんとろの湯HPより引用)

しんとろの湯

しんとろの湯は化粧水のようなトロトロとした質感でした。入った瞬間から驚くほど身体がすべすべとした肌触りになり、短時間ですぐ身体に変化が現れているように感じました。入浴した瞬間はあまりの衝撃で絶叫しそうになりました(笑)
泉質は、含硫黄-ナトリウムー炭酸水素塩・塩化物泉。pH9.4アルカリ性。温泉の水分と成分をキャッチして肌に運んでくれるメタけい酸が754.3mgとたっぷり!このトロトロ温泉は、高温の源泉を200メートルもの木の樋を流すことで冷却して加水せずに源泉かけ流しにしているのです。その独自の仕組みのおかげで新鮮な湯を楽しむことができると知って感激しました。地元の人も利用しており、交流の場にもできる、魅力的な温泉でした。

【4】冷えは美肌の大敵!仕上げは調整の温泉

そして四つ目。美肌の最終段階”調整”です。

体の芯まで温めて、体のバランスを整えることで、「冷え」を防ぐことは、美肌にとって、とても重要なことなのです。

「冷え」は、ホルモンバランスや、自律神経系にも影響を与えるといわれています。この温泉につかることで美肌への第一歩を踏み出すことができます。

滝の湯・石井先生が取材した際の写真をお借りしました

滝の湯です。

滝の湯は、鳴子温泉神社の御神湯とも呼ばれ、千年の歴史ある白濁したにごり湯の公衆浴場です。丸太の湯口から滝のようにお湯が注がれているのが印象的です。ぬるめと熱めの二種類の浴槽があり、さっぱりとした肌触りでした。滝の湯は酸性泉と含鉄泉という成分が含まれており、体の芯まで温まり、殺菌や肌や体の活性をサポートします。

大沼旅館で味わう 絶対に体にいい夕食!

大沼旅館の夕食

旅館大沼に宿泊して、朝食と夕食を味わいました。夕食メニューは、温泉水でつくられた自家製薬膳鍋や、地元の夏野菜、地元のお米などが、とっても美味しくて、親切な仲居さんの気遣いに温まりながら、楽しく食事をいただきました。

料理には鳴子でボトリングされている温泉水を使っています。カルシウム、ナトリウム、マグネシウムなど、体に必要なミネラルが豊富に含まれています。デトックスや美肌をサポートし、こういった栄養を内側からとることができることは、美肌づくりにとっても欠かせません。

まとめ

鳴子温泉郷は、東京から鉄道だけで2時間半という近距離で、多様な泉質を楽しむことができます。その為、移動のハードルが低いことも行ってみてわかりました。そして、歩いて湯めぐりをすることができ、美肌のための4つの泉質の温泉を巡ることができます。こんな温泉地は鳴子温泉郷だけではないでしょうか。

杏林大学温泉部
杏林大学 外国語学部 観光交流文化学科「観光コンテンツデザイン実習」の学生達が、実際に温泉地で出かけて取材した情報や感動をもとに制作した記事です。この科目は石井宏子(温泉ビューティ研究家・トラベルジャーナリスト)が担当講師の講義で、「温泉トラベルデザイン」をテーマに、コンテンツデザインの発想法や企画法を学び、自分自身の取材体験を大切にした観光コンテンツのプレゼンテーションを目指しています。
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