鳴子・デトックス
はじめに
これは、日頃のアルバイトや学業で疲労が溜まっている杏林大学生である男3人が心身ともにデトックスをするために鳴子温泉へ行った記録である。

鳴子温泉とは
はじめに鳴子温泉は、宮城県大崎市にある東北有数の温泉地で、「奥州三名湯」の一つにも数えられています。開湯はおよそ1000年前と伝えられ、長い歴史と豊富な湯量、多彩な泉質が魅力です。また、日本にある泉質のうち、9種類中7種類が鳴子エリアで湧いているという、全国でも非常に珍しい温泉地です。さらに、JR陸羽東線「鳴子温泉駅」から徒歩圏内に多くの旅館や温泉があり、仙台駅からは約1時間半で行けるためアクセスも良好です。
【1】カイトの主観的温泉デトックス
このトピックではカイトこと私が心身ともにデトックスができた温泉を個人的見解から紹介していきます!
滝の湯

施設名:滝の湯共同浴場
泉質:酸性・含硫黄・鉄(Ⅱ)―ナトリウム・アルミニウム―硫酸塩泉(硫化水素型) 低張性酸性高温泉
pH値:2.9
滝の湯は正直に言うと熱いです。しかし、奥の湯船は手前の湯船に比べ湯温が低いため、温泉初心者な私でも入りやすかったです。湯の色は、少し青みがかった乳白色をしていました。優しい湯の色とは裏腹にお湯を舐めてみると、鉄の味をすごく感じました。ですが、鉄分が不足している方にとっては丁度良いのかもしれません。
滝の湯は、総ヒバ造りで木の温もりを感じる湯屋が特徴です。私が行ったときは他に4人ほど利用者の方がいました。皆さん手前の熱い湯船に入ったあと、浴場の床に直接座っていました。すこし潔癖症な私は「考えられない」と思っていましたが、同じように熱い湯船に入ったあと床に座ってみると、床には温泉がとめどなく流れていて、お尻に感じる木の感触が非常に気持ちが良かったです。木=硬い印象があったのですが、温泉を吸い込んでいる浴場の木はとても柔らかく、お尻を包み込んでくれているように感じました。また、熱い湯に入ったあとであるため、座っていると体中の血流の流れを感じ、頭がボーっとするような感覚になり、とても気持ちが良かったです。これぞ、「ととのう」ということなのかと実感。
しんとろの湯

施設名:しんとろの湯
泉質:含硫黄―ナトリウム―炭酸水素塩・塩化物泉
pH値:9.3
しんとろの湯は、ひと言であらわすなら「とろとろ温泉」です。言葉の通りすごく「とろとろ」しています。まるで自分がウナギになった気分でした。
ウナギと聞いて入浴する気が失せた方々、ご安心ください。しんとろの湯には、ナトリウム―炭酸水素塩泉という泉質のおかげで肌を柔らかくし、皮脂を乳化させて汚れや古い角質を落としてくれます。さらに、塩化物泉という泉質から塩の成分が肌の上に付着し、保護膜として肌を包み込んでくれます。そのため、しんとろの湯は肌を洗浄&保湿をしてくれる美肌の湯なのです。
入浴したあと肌がツヤツヤしていました。美容に対して疎かな私が感じるほどです。そのため、しんとろの湯では肌のデトックスに最適でしょう。
大沼旅館 母里の湯(もりのゆ)

施設名:株式会社 大沼旅館 母里の湯
泉質:ナトリウム―炭酸水素塩・塩化物泉 低張性弱アルカリ性高温泉
pH値:8.2
母里の湯は、大沼旅館の貸切露天風呂です。お湯は透明で匂いもやさしく、ゆっくり温泉を楽しむことができます。また、炭酸水素塩泉(重曹泉)は重曹成分が肌の角質や汚れをとり、肌をすべすべにしてくれます。
温泉成分も十分魅力的ですが、母里の湯の景観に魅了されました。湯船から見える森の中の自然や虫や鳥のさえずりや温泉が流れている音しか聞こえない静寂な空間、湯船から反射して見える木々の色味。それらを感じ、心が清らかになりました。まさに心のデトックスです。また、これらは季節によって移り替わるのです。それぞれの季節の母里の湯を体験したいと思うようになりました。
【2】ハヤテの満腹デトックス
- cafe gutto(カフェグット)

鳴子温泉郷に着いたらまずはここ!鳴子温泉駅から徒歩2分、2023年の5月20日にオープンしたばかりの温泉街カフェ「cafe gutto」さんにお邪魔しました!店長の渡辺亜沙人さんは鳴子温泉郷の魅力に魅かれ、移住してきてカフェを始めたそうです。

店内はオープンキッチンになっており、調理しているところがよく見えるため、料理が出てくるまでの時間も楽しむことができます。

今回頂いたのは、伊達ざくら豚を使用して作られたローストポークと、地元で採れた旬の野菜を使った2種類のキッシュが1つのプレートに乗った「グットランチプレート」です。どの料理も味に深みがあり、店長のこだわりが詰まったワンプレートなのだと感じました。
プレート中央付近にあるジェル状の食べ物の中に入っているなめこに含まれる水溶性食物繊維には、余分なコレステロールや有害物質を吸着して排泄する働きがあるため、腸内デトックスにもいいなと思いました。
- 旅館大沼

今回1泊2日で泊まらせていただいたのは、鳴子御殿湯駅から徒歩約5分、湯治宿として120年という長い歴史を持つ「旅館大沼」です!

旅館大沼は「現代湯治」を長年提唱していて自分の心身を休めるために訪れるファンが多い宿です。今回は胃腸に負担をかけない1汁5菜のヘルシープランをいただきました。1日目の夜には、旬の野菜を使った自家製薬膳鍋や胡麻豆腐入り茶碗蒸しが出てきました。薬膳鍋に入っていたクコの実と松の実には生活習慣病の予防やエイジングケアなどが期待されています。薬膳鍋に入っている鶏肉以外の肉料理はなかったのですが、どれもとても美味しくて肉がなくてもここまで満足感を得ることができた食事は22年間生活してきて初めての出来事でした!

2日目の朝には、鳴子温泉郷の温泉水を使った湯豆腐が出てきました。温泉水を使っているため豆腐がお箸で掴めないほどにトロトロになっていて口の中ですぐにとろけてしまいました。宮城県の郷土料理であるしそ巻きを初めて口にしましたが、甘辛い味噌と爽やかなしその香りが口いっぱいに広がった瞬間に、沢山の人に愛されてきた訳が分かったような気がしました!大粒の地大豆を使った納豆や湯豆腐は美味しいだけでなく、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維をバランスよく摂取することが出来るため、デトックスも期待できる食事になっておりとてもおすすめです!
【3】景観から伝わる鳴子温泉郷の魅力とはこれ如何に Directed by Koki
続いて日本でも有名な温泉地である鳴子温泉郷の景観についてみていきましょう。

昔から湯治場としても知られていたこともあり、駅をでると正面にある“足湯”が私たちを出迎えてくれます。電車の待ち時間などに足湯ができるなんて最高ですね!

こちらは郵便局です。
なんとこの人目を惹くチャーミングな美人は鳴子温泉郷の名産である“こけし”を模したポスト!
この郵便局以外にも温泉街のいたるところでこけしを飾っているカフェや店がみられ、“こけし”は温泉街の景観を形成する要素の一つであることは言うまでもありません。

そして少し歩くと、“鳴子温泉神社”があります!自然に囲まれた神社を参拝することにより適度な運動ができて、日々の疲れやストレスを忘れさせてくれます。温泉をいくつも入る予定の人は、のぼせてしまわないことを祈願するのもいいかもしれませんね(笑)

離れたところには“潟沼”という生き物が生息できないほど強い酸性をもつ湖をみることができます。また温泉地由来の硫黄が溶け出したところは黄色く反応したり、行く時期や天候によって様々な景色に変わったりするので何度も行ってみたくなります。㏗が2.4という数値であるため危ないのではないかと思う人も多いと思います。かくゆう私もそうでした(笑)。ただ酢やレモン汁ほどの酸性はなく入ったからと言ってすぐに溶けるようなことはありません。しかも、なんと時期によってはサップもできるそう、、。勇気がある方は挑戦してみてください。
鳴子温泉郷の景観がどういったものなのかイメージ出来ましたでしょうか?私たちが感じた街並みの雰囲気や魅力が少しでも伝われば幸いです。 近年、都会の喧騒に疲れて気分が落ち込んでしまっている人が多いような印象を受けます。そのため、安らぎや癒しを求める人にこそ自然豊かで落ち着いた温泉街を散策して、知らず知らずに溜まってしまった良くない気を“デトックス”してもらいたいです。
まとめ
鳴子温泉郷について『温泉』『食』『景観』の3つの観点から紹介しましたが、その地へ行って何をどう感じるかは十人十色。実際に鳴子温泉郷に足を運んで、ぜひ素敵なデトックス体験をしてみてください!!




