鉄輪温泉・湯治柳屋の朝ごはん
はじめまして。温泉会議事務局のしろじゅんです。
温泉と「ソトアサごはん」が私のライフワーク。今まで8年間、都内284の朝ごはんスポットを食べ歩いてきました。朝時間.jpで「東京ソトアサごはん会の美味しい食べある記」という連載を書いています。
温泉会議では、全国の温泉宿の「朝ごはん」に着目して記事を書いていきたいと思います。
今日ご紹介するのは、別府の鉄輪温泉の湯治柳屋の朝ごはん。事前予約を入れておくといただくことができます。鉄輪といえば温泉の蒸気で調理する「地獄釜」が有名。こちらでは、日替わりで地獄釜で蒸した和洋中のせいろ朝食をいただくことができます。和洋中のどれになるかは泊まってみてのお楽しみ。
私がある日泊まった時は、別府の中華料理屋さんが作られた点心各種とスープの飲茶モーニング。せいろの中にぎっしり詰まった点心はまるで宝石のようです。私は写真のせいろの中の左側にあるちまきが大好きで、毎回楽しみにして食べています。その他、えびしゅうまいはプリップリ、新鮮なお野菜は温泉のパワーでギュッと旨味が凝縮されています。
また別の日は洋風モーニング。
このパンが激ウマなんですよー。釜で焼き立てのぱんでもこのフワフワ感は出せない。温泉の旨みも加わっている気がします。
これらの料理を仕上げるのは、この地獄釜。釜の下に温泉の蒸気が通されていて、釜の下のバルブを開くと蒸気が出てくる仕組みです。
この地獄釜は宿泊客も使うことができ、柳屋から徒歩数歩のスーパーで蒸したいものを買って、自分で調理することもできます。
練り物、卵、赤飯を買って蒸してみました。
お願いしておくと、あとは自分で蒸すだけという状態で蒸し物のセットを購入することもできます。
朝ごはんはおしゃれな洋風の空間の朝食スペースや、中庭のテーブルでいただくことができます。朝食スペースにはお宿の橋本さんの選りすぐりの本がいっぱい。日中は休憩スペースにもなっていて、こちらで本を読ませていただくのも私にとっては楽しみです。
こちらの温泉はナトリウムー塩化物泉。入った後はお湯のベールが肌を包みぽっかぽか。美肌成分メタケイ酸が477.7mgも含まれている美肌の湯です。空気に触れる時間を短くして注ぎ込まれているのでお湯がまろやかで包まれる感覚があります。
色々なお宿の朝ごはんがありますが、自分でも好きな食材を調理できるのがこの宿の魅力。なかなか他ではできない朝ごはん体験ができます。
湯治柳屋
大分県別府市鉄輪井田2組 鉄輪銀座通り
https://beppu-yanagiya.jp/