北海道・層雲峡温泉温泉、ホテル大雪「Taisetsu Bakery Cafe & Bar」の北海道産小麦・ライ麦焼き立てパン!
温泉郷「層雲峡温泉」(そううんきょうおんせん)の高台にある「ホテル大雪 ONSEN&CANON RESORT」。北海道上川町にある温泉リゾートホテルです。ここでの温泉三昧なステイで遭遇したおいしい体験をご紹介します。
24時間、気が向くままに温泉浴。「ホテル大雪」ONSEN & CANYON RESORT
層雲峡温泉は、旭川から車で約1時間15分ほどの北海道上川町、大雪山連峰の大峡谷の山間にある温泉郷です。
ホテル大雪のキャッチコピー”CANYON”でも表すように迫力ある峡谷に囲まれ、温泉が整備された当時、カナダの山岳リゾートをイメージした”キャニオンモール”の愛称がつけられました。
今回ご紹介するのは、層雲峡温泉の高台にある「ホテル大雪」ONSEN & CANYON RESORT です。
「ホテル大雪」の温泉は、大浴場が3カ所、露天風呂が2カ所。
それぞれ清掃の時間帯が少しずつずれていて、どの時間帯でもいずれかの大浴場を利用できる温泉三昧ステイが可能なホテルです。
浴場の男女入れ替えがない点も利用しやすく、いつ湯浴みに行っても落ち着いて入浴でき、満足感もひとしおです。
大浴場は「欧風大浴場チニタの湯」「天華の湯」「大雪の湯」の3つ。
「天華の湯」は露天風呂があり、静かなときにはエゾシカが訪れることもあるスポットとしても知られています。
3つの大浴場のなかでは最も高いフロアにある「大雪の湯」は、大峡谷を目の前にして温泉を楽しめるほか、隣接の露天風呂では、層雲峡の迫力ある大自然をより強く体感できます。
そして「チニタの湯」は露天風呂はありませんが、特にリピーターから人気の通好みの大浴場。というのも源泉から最も近く、「層雲峡の温泉水の良さをより感じられる」というファンが少なくないそうです。
また、「チニタの湯」は欧風大浴場の名称の通り、レンガや石を使ったデザインと、ステンドグラスが印象的で、まさにヨーロッパの温泉にも似た雰囲気。
水温が異なる浴槽が3つあり、最も水温が低い寝そべり湯は、心地良過ぎて長風呂になりがち。長風呂のし過ぎには要注意です。
今回はホテル大雪に連泊し、3つの大浴場、2つの露天風呂を存分に堪能しましたが、日帰り入浴でも利用できます。
なお、宿泊客が多い日に限り、最終入場時刻が早まる場合があるので、ホテルに直接確認をしてからお出かけください。
温泉リゾートホテルのとっておきベーカリーカフェ
「ホテル大雪」では、ここ数年で館内各所のリニューアルを進めていましたが、2022年7月には、お土産などを販売するショップやレストラン、そして今回ご紹介する「Taisetu Bakery -Cafe &Bar-」がグランドオープン。
「Taisetu Bakery -Cafe &Bar-」は、大雪山の自然を思わせる木材を巧みに取り入れたデザインで、木製立体格子の壁を通してホテルの通路とお土産ショップが見え、とても解放感がある空間です。
ベーカリーショップ、カフェ、バーとして楽しめるお店で、写真(↑)の右手(通路側)の壁にはパンが陳列するガラスショーケース、正面には手に取って読んでもOKな本のディスプレイがあり、左手に見える窓からはベーカリーのオーブンが見えます。
こだわりのカフェアイテム
木材をふんだんに使った店内のデザインは、すでにこだわりがいっぱいですが、カフェで使用するアイテムもおしゃれなこだわりがあちこちに。
コーヒードリッパーやウォーマー、コーヒーミルなど、どれもが自宅にも欲しくなってしまうようなかわいい色使いとデザインです。
お店で使っている食器は、コーヒーカップ&ソーサー、スプーン、お皿やグラスまでが木製。
木のぬくもりを感じられて使い心地がよいうえ、ホットでも冷たいドリンクでも、温度が直接手に伝わらず、飲みやすいメリットも。
なにより、落ち着いたカフェ空間で、カップの上げ下げでカチャカチャとした余計な音を立てず、静かな所作で過ごせるところも日常とはギャップがあって気分がリフレッシュします。
木製立体格子の壁に囲まれ、ほどよい解放感と隔たり具合が快適な「Taisetsu Bakery -Cafe &Bar-」は、居心地よいコーヒーブレイクにぴったりです。
朝8時に焼きあがる、北海道産小麦・ライ麦の焼き立てパン
初日、到着直後。店内からも通路からもガラス越しに見えるパンのショーケースに引かれ、ふらりと立ち寄った「Taisetsu Bakery -Cafe & Bar-」。
15時を回り、ショーケースに並ぶパンの数は残り少なくなっていたので、スタッフの方のアドバイスに従い、翌朝、オープン時刻の8時に再び訪れると…
壁(ショーケース)一面に焼きあがったばかりのパンが並んでいました。パンの香りも手伝い、幸せな朝の雰囲気がお店いっぱいに充満している感じです。
北海道産小麦やライ麦を使ったパンを日替わりで毎日約20種類を焼いているそう。
ハード系のカンパーニュから、ピザや羽付チーズカレーパンなどの食事系、デニッシュやマフィン、スコーンなどのスイーツ系など、朝食やブランチ、ランチ、カフェタイムのスイーツなど、各シーンにぴったりな豊富なバリエーションです。
なかでも一番の人気パンは、「キイチゴのメロンパン」や「オホーツクの塩パン」(240円)だそう。
ときどき店頭に並ぶ大雪山系のミネラルウォーター「ゆきのみず」を使った「食パン」も人気だそうです。
特に「キイチゴのメロンパン」は、お店にいる間にも何組ものお客さんが「キイチゴのメロンパンありますか」と来店するほど。
翌朝、一番に行ってテイクアウトした「キイチゴのメロンパン」は、ほんのりとしたピンク色がキイチゴを思わせてはいますが、パンを割ってみると、そのシンプルな見かけからはわからない、ゴロっとした存在感ある”丸ごとキイチゴ”が入っていました!
さらに翌朝、早めにチェックアウトをしてカフェを再訪し、今度は「キイチゴのクロワッサン」をオリジナルブレンドコーヒー「タイセツブレンド」とともに。
存在感ある甘酸っぱいキイチゴジャムが印象的で、もう一度食べたくなるクロワッサンでした。
「Taisetsu Bakery Cafe &Bar」は、宿泊客だけではなく、どなたでも利用できるお店なので、日帰り温泉の利用や層雲峡温泉へのドライブなどで立ち寄って、芳ばしいパンをゲットしてください。
次回は、「湯浴みの前、早めにここを訪れ、パンやコーヒーでエナジーチャージ。ひと息ついてから湯浴み、という流れが理想的かな」などと妄想しながらおいしいパンやコーヒーを楽しみました。
なお、現在、お店ではパンの取り置きはおこなっていないので、お目当てのパンがある場合は、早い時間帯(午前中がおすすめ)におでかけください。