海が育む湯の力・赤沢迎賓館

伊豆赤沢温泉郷の運営会社がカトープレジャーグループに変わり、「プレジャーリゾート伊豆赤沢温泉」へリニューアルオープンしました。
温泉と海洋深層水
プレジャーリゾート伊豆赤沢温泉では、ナトリウムー塩化物・硫酸塩泉の温泉と海洋深層水という2つの楽しみがあります。温泉に入れるのは、海を見渡す絶景露天風呂の「赤沢日帰り温泉」と「赤沢温泉ホテル」。そして、海洋深層水の魅力を体験できる「海洋深層水赤沢スパ」と「赤沢迎賓館」があります。

今回ご紹介するのは赤沢迎賓館です。部屋のお風呂も大浴場も全て「海洋深層水」で赤沢沖の深さ800mから取水して宿へとひいています。海洋深層水とは、南極や北極で海底深くもぐった海水が1000年以上かけて地球の海を循環し、この伊豆・赤沢沖の海洋深層水も生まれてくるのだそうです。
ところで海の水は温泉ではないのでしょうか?もし、温泉と同じく分析をしたら、ナトリウム-塩化物泉の分類になる成分ですが、日本で定められている温泉法の定義では「地中から湧き出す温水・鉱水・水蒸気およびその他のガス」という項目にはあたらないため、海水は温泉という呼び名はつきません。とはいえ、温泉法は人間が定めたもの、そう考えると温泉も海水も地球から生まれる水なのだなあと感じました。
さらに、海洋深層水は表層の海水よりもさらに、マグネシウム、カルシウム、カリウム、ナトリウム、亜鉛、鉄などのミネラルや、窒素、リン、ケイ素といった生態系に欠かせない栄養素もバランスよく含んでいます。というわけで、今回は海のミネラルたっぷりの湯に浸る旅です。
深さの異なる3つの湯船
大浴場は、塩分濃度3%の海洋深層水を加温した湯。庭を眺める解放感のある空間がここちよい。

湯船は3段階の深さになっていて、手前は浅くて半身浴、次が座って肩まで浸れる深さ、一番奥は、立って入る深湯になっています。塩分濃度3%は、ほぼ海水と同じくらい、海水浴のように浮力を感じることができます。深湯は横長なので歩行浴をしながら入れば、重力から解放されて浮遊感が味わえ、疲れやコリがほぐれていくように感じます。

庭の木々にやってくる野鳥の澄んださえずりに癒されます。
湯上りに用意されているのは、ボトリングされた海洋深層水。体の中からも海のミネラルを取り入れます。飲用のものは塩分(NaCl)のみを除去してミネラル成分を残した海洋深層水で、ミネラルウオーターとしてごくごく味わえます。
部屋は「濃い」海洋深層水

客室は、数寄屋造りの和室とローベット。

部屋専用の庭園露天風呂は、塩分濃度5%の濃縮海洋深層水を加温した湯です。大浴場や赤沢スパが塩分3%に対して塩分5%!入ってみると、この2%の違いが大違いでした。力を抜くと体がふわふわと浮いてきて、体制を整えるのにコツがいるほど。慣れてくると、このふわふわの浮遊感が脱力できて夢心地。しかしながら、あっという間に体の芯まで温まって発汗してきます。

入浴後は、畳の上で横になってしばしお昼寝。海洋深層水ですっかり発汗し、デトックスして心地よい脱力感です。
海のごちそうを満喫
今回はゆっくりしたくて、赤沢迎賓館の食事処で海鮮中心の会席料理コースの夕食付きで泊まりました。

本日のお造りは、マグロ、カンパチ、鯛、ブリ、シマアジ、北寄貝ナムル。土佐醤油、ポン酢、黄身醤油で味わいの変化を楽しみながらいただきます。

組肴は、行者ニンニクの天ぷら、河豚竜田揚げ、うるいとセロリの梅香浸しなど、春を感じるお料理は白ワインと一緒に楽しみました。

どーんと迫力ある伊勢海老香味具足煮、ブイヤベースのような味わいが美味しい。白髪ねぎが和風のアクセントになって日本酒にもあいそうです。

和鴨鍋は出汁がものすごく美味しかった。甘い焼き葱や、ほっこりおいしい里芋唐揚げが入っていて食べ応えがあり、芹がいい風味です。

しめは、白魚と若ごぼうの釜炊きごはん。具沢山の赤だしと一緒に最後までおいしくいただきました。
心身すっきり肌ぴかぴか
泊まる前は、温泉にも入りに行こうと思っていたのですが、海洋深層水の湯があまりにも気持ちよくて、朝も大浴場へ。

大浴場にも部屋のお風呂にも、こんな看板がかかっていました。美肌、むくみ改善、代謝促進、ストレス解消、不眠解消・・・など、うれしくなる海洋深層水の恩恵。そういえば、濃いめの塩分でたくさん汗をかき、海洋深層水もごくごく飲んで、体の中の水が入れ替わった感じ。夜は爆睡してしまったし、こころなしか、手足がすっきり、肌もつやピカな感じがします。
海洋深層水ゼリーで始まる朝ごはん
おめざは「海洋深層水ゼリー」と静岡密柑ジュース。海の力を味わいます。

次に、伊豆高原野菜と魚介のサラダ。

鯖一夜干しとだし巻き玉子が熱々で登場して、釜炊きごはんがすすみます。

味噌汁替わりの「海宝汁」が、イイだしがでていてめちゃくちゃおいしい。鯛、小ハマグリ、大根、人参、長ネギ、椎茸、三つ葉など具沢山で、酒粕と白みその絶妙が味わい。
チェックアウトは11時なので、もう一回、海が育む地球の水「海洋深層水」の湯に浸って帰ります。







