【四万温泉/ひなたみ館】にやっと泊まりに行けたお話
時が止まったような温泉地で“何もしない”を楽しむため、定期的に訪れている四万温泉。
安心感からいつも決まった宿に宿泊していましたが、今回は初めての宿泊先、ひなたみ館に宿泊しました。
実は過去に何度か宿泊を計画していましたが、予約が埋まっていたり、都合が悪くなってしまったり。やっと泊まりに行けたので喜びもひとしおでした。
① 清潔感溢れるホワイト×ベージュの館内
お部屋に通される前に館内の説明がありました。
物腰柔らかい男性の丁寧な説明と、清潔感溢れる館内の気持ち良さから、チェックイン直後に「ここに泊まりに来て良かった」と思いました。
客室は和室とダイニングを兼ねた広縁のある、明るく広々としたもの。
冬なので窓は開けませんでしたが、暖かくなれば窓を開けて下を流れる日向見川を感じられるロケーションでした。
簡単に荷解きをしたら、お部屋に用意してあるポットで水分補給をし、貸切風呂へ向かいます。
② 自由に入れる3つの貸切風呂
ひなたみ館には大浴場がありません。
ですが、一人には十分な広さの貸切風呂が3つあります。
利用方法は、空いていれば鍵を掛けていつでも入浴出来るタイプ。何度も入浴したい私には気軽で便利な方法です。
四万のお湯は硫酸塩泉。無色透明で特徴の見えづらいお湯ですが、少し長風呂をすると気持ちの良い疲れを与えてくれる湯力があります。
よって、3つのお風呂を制覇したくて連続で入浴すると、想像以上に体力を消耗してしまいます。
なお、部屋数は多くないですからお風呂が空いていないことは少なく、焦らずとも一泊で十分制覇できるでしょう。
③ 華美ではないものを上品に楽しむ夕食
夕食はお部屋のダイニングでいただきました。
群馬の山奥ですから、伊豆などのように豪華な舟盛りや色鮮やかな海鮮が並ぶことはありません。
その代わり、どんな手の込んだ物が出てくるのだろう?というワクワク感があります。
華美ではないものを、ひとつずつ、ちょっとずつ、上品に楽しめる夕食は、適度なスピードで進んでいきました。
メインディッシュの上州牛サーロインステーキを堪能したあとは、〆の鮎茶漬けをいただきました。
ホクホクの鮎をほぐして、まずは鮎ご飯で。その後、お出汁を掛けて鮎茶漬けにしていただきました。ワサビ多めが私好みです。
そして、宿の方が「一合程度」と仰っていたご飯は、全て私の胃袋に吸い込まれました。
夕食後は夜食としておにぎりの提供がありました。
宿の方は「朝に召し上がっていただいても結構です」と仰っていましたが、もちろん夜のうちに食べました。
④ ゆっくり出来る12時チェックアウト
早起きして、温泉に入って、朝食を食べて、身支度をして、荷造りをして・・・
忙しくなりがちなチェックアウトの朝は、ここにはありません。
チェックアウトが12時ですから、朝食は9時を指定しました。
この頃には、私は靴下を履いていませんでした。基本、素足で過ごせない性格なのに。
ここは私なりの湯治を十分叶えてくれる宿で、あえて“何もしない”を楽しみたい、そんなときに泊まりたい宿でした。
ひなたみ館さん、お世話になりました。すごくゆっくり出来ました。 ファンファン
四万温泉 ひなたみ館 公式HP