国東半島から由布院へ・由布岳絶景と美食&温泉散歩 – 温泉会議
温泉に浸り、自然に癒され、旅ならではのおいしいものに出会う。温泉旅は美と健康をもたらす幸せの源です。年200日、国内外の温泉を旅して見つけた一湯一会一グルメをつづります。

国東半島から由布院へ・由布岳絶景と美食&温泉散歩

温泉ビューティ研究家・旅行作家

国東半島と由布院を2泊3日で旅しました。まだ、国東半島の湯めぐり話もあるのですが・・・。それは、追って語らせていただくとして、今回は、由布院の絶景と美食散歩のお話しです。

由布院に到着したら、真っ先に行くのは由布院駅のお隣にある「由布市ツーリストインフォメーションセンター」。1階奥に「ゆふいんチッキ」=手荷物配送サービスがあるのです。キャリーケース1個600円で宿まで運んでおいてくれるので、身軽になって、湯の町散歩へ出かけます。

駅から歩いてすぐのLa Verveine(ラ・ヴェルヴェンヌ)で、フレンチのランチ。南フランスで修業したシェフ渡辺亨さんのお料理が美味しくて、何度も通っているお店です。

スープの後の前菜は、豊後水道のお魚の野菜仕立て。そう、関サバです。身がしまってぷりっとした食感、程よく脂がのって甘みを感じます。

しいたけの味わいと食感が、ポルチーニみたいに濃厚なリゾット。

メインは肉か魚が選べるのですが、こちらは真鯛のポワレ。皮はパリッと身はふんわり。芽キャベツや菜の花のほろ苦さが、ふんわり甘いソースと交わって春の訪れを感じさせてくれます。

デザートは柑橘と紅茶のアイスクリーム。ゆっくり時間を過ごすランチは、旅の贅沢です。

立ち寄り湯は、束ノ間の大露天風呂へ。

今日も、ミルキーブルーの温泉が待っていてくれました。夢のような美しい色の湯に一歩足を踏み入れただけでわかる、とろんとろんの感触。露天風呂の奥の方へ進むと、由布岳が見えます。泉質はナトリウム-塩化物泉。pH8.6アルカリ性。豊富に含有するメタけい酸が肌へ水分をせっせと運び、塩の成分がベールのように肌を覆って保湿。しっとりつややかな肌をもたらす美容液のような温泉です。

束ノ間の温泉から少し坂道を上っていくと、山荘無量塔があります。今回はお宿ではなくて、ティールームへ。

theomurata(テオムラタ)の入口は美術館のような長い回廊。ここで写真を撮りたいと行列ができることもあるほどですが、運よく誰もいない瞬間があって、記念にパチリ。

大きな窓から注ぐ光が心地よい明るいティールーム。湯上りには、すてきなカフェを探して立ち寄るというのが、温泉散歩のルーティン。

カラフルな筒に入った「チョコレートビーンズ」。季節限定のイチゴルビーショコラをお土産にしました。

由布院駅に入線する「ゆふいんの森」

JR九州の観光列車、特急「ゆふいんの森」は毎日運行しています。 博多~由布院間は有名ですが、実は、別府まで運行している便もあるのです。旅の帰りは由布院から別府へでて、ひと温泉入ってから、大分空港へという通な鉄旅が最近のお気に入りです。

石井宏子
温泉ビューティ研究家・旅行作家
「温泉は地球がくれたビューティーツール」。温泉、自然環境、食事など旅で心も体もキレイになる温泉ビューティ®を研究。温泉と美味しいものを求めて年間200日国内外の温泉を旅する。雑誌や新聞などに旅コラムを書き、テレビ・ラジオにも出演。海外ブランドのマーケティング・広報の経験から温泉地や宿の企画や研修もサポート。日本温泉気候物理医学会会員、日本温泉科学会代議員、温泉入浴指導員、国際中医師、気候療法士。杏林大学 外国語学部 観光交流文化学科 兼任講師(温泉療養学)公式HP: http://www.onsenbeauty.com
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