温泉Magic hour
日本人には“温泉DNA”が組み込まれていると思う。
温泉の写真を目にしたらなぜ湯に浸かりたくなるのか。
そのDNAをビジュアルで紐解いている。
地球という母なる湯船

鹿児島県薩摩硫黄島東温泉。温泉ファンなら一度は行ってみたい憧れの温泉。
波打ち際の三段湯船は写真手前から危険な激アツ、適温、ぬる湯で、満潮で波が高いと湯船は豪快に潮をかぶる。
ゴツゴツした岩場のビジュアル、長湯を拒む強酸性の湯と相まって、ワイルドで男性的な温泉だ。
しかし湯船に仰向けに浮遊して空を眺めると、潮騒が湯を通して全身に響き、母の胎内と言うか、地球という母なる湯船とひとつになれる、女性的で優しい温泉だ。
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杉本 圭さんの記事
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